結婚式や二次会への出席に欠かせない華やかなパーティドレス。細心の注意を払っていても、うっかり汚してしまったり、アクセサリーが引っかかってほつれてしまったりすることも。焦ってどうにか汚れを落とそうとしてしまいがちですが、ちょっと待った!その応急処置がさらに状態を悪化させてしまうこともあります。レンタルドレスを汚してしまったり破いてしまった時はどうしたら良いのでしょうか?やってはいけないNG対処法と合わせてご紹介します!
絶対にやっちゃダメ!NG対処法3つ
汚れた部分をゴシゴシこする、水洗いする
なんとか汚れを落としたい、目立たなくしたい、とついゴシゴシこすりたくなってしまいますがこれはNGです。
ドレスの生地は非常に繊細でデリケートなため、生地を傷めてしまう可能性があります。また水洗いすることで余計に汚れが広範囲に広がってしまったり取返しがつかなくなってしまったりすることも。
ドレスの素材によっては水分を含ませたティッシュで汚れを拭き取る応急処置ができることもありますが、レンタルドレスの場合、いちかばちかの応急処置は危険です。やめておきましょう。
勝手にクリーニングに出してしまう
「返却するまでに少しでも良い状態にしたい」 と思うところですが、自己判断で勝手にクリーニングに出すのももちろんダメです。レンタル会社は、ドレスクリーニングの専門業者にクリーニングの依頼をしています。
他のクリーニングへ出したことで万が一シミが広がったり破損したりした場合、更に追加費用が発生する可能性もあります。そのままの状態で返却するのがベストです。
破れたところ、ほつれたところを縫う
これももちろんNGですね。勝手に縫ってしまうことで、ほつれや穴が広がる場合もあります。
ゴシゴシこすったり水洗いしたりと同様に、勝手な自己処理によって追加費用が多く発生する可能性があるため、破損した状態のまま返却しましょう。その際に、「どこでどうしてできた傷なのか」などを詳しく記載しておくと、修復がスムーズに進むそうです。
破損してしまったものをそのまま返却するのは心苦しいところですが、それがベストな返却方法ですので、詳細を記載して素直にお詫びするのが最良でしょう。
レンタルしたパーティドレスを汚してしまったら?
パーティ会場でドレスを汚してしまった時は、どのような応急処置をすれば良いのでしょうか?
・ドリンクをこぼした場合 → 清潔なハンカチなどで水分だけを拭き取る(ゴシゴシこすらない)
・食べ物をこぼした場合 → ティッシュでサッと取り除くだけ
これだけでOKです。
先ほども書かせていただきましたが、ゴシゴシこすったり水洗いすることはかえって汚れやシミを広げてしまったり、生地を傷つけてしまったりすることがあります。こぼした水分や食べ物を取り除くだけに留めておきましょう。
ここで重要なポイントは「拭き取る際にはパーティ会場のおしぼりを使わない」ということです。
とっさに手が伸びてしまいがちですが、おしぼりにはアルコールが含まれているものや塩素消毒してあるものもあります。
生地の色落ちの原因やシミが余計に広がる可能性もあるため、おしぼりは使用せず清潔なハンカチかティッシュを使用するようにしましょう。
レンタルしたパーティドレスを破いてしまったら?
パーティドレスは普段着よりもデリケートな生地でできています。そのためうっかりアクセサリーをひっかけてほつれてしまったり、ちょっとした衝撃で破損してしまったりすることもあります。
レンタルドレスの場合、応急処置はせずにそのまま放置しておくのがベストです。少しでも縫ったりしてしまうと、生地の穴や修復の後などが増えてしまうため補償金の対象になる可能性があります。
そのままにておくのがベストですが、着用中にほつれや穴がさらに広がりそうな時には粘着力の弱いテープで抑えてみるのもひとつの手段です。マスキングテープなど剥がれやすいテープなら応急処置として利用できますが、剥がすときに更に穴やほつれが広がることもあるので注意しましょう。
また、ドレスのパーツ(ボタン、ホックなど)や装飾品(パール、ラインストーンなど)が取れてしまった場合にはその部品も一緒に返却が必要です。
取れてしまった部品の現物が有るか無いかで補償額が変わってくるケースもあるため、無くさないように持ち帰りましょう。
ドレスの保証プランに加入しておくのがオススメ
レンタルドレスを扱う企業では、「あんしんパック」(各社で呼び方は異なりますが)という保証プランを設定しているところも多くあります。
通常は追加料金が発生するような特殊クリーニングや修繕も追加料金なしで対応してくれる、という保証プランです。
金額は企業により異なりますが、一律ワンコイン(500円)と設定しているところや、レンタル料金の10%(6,000円のドレスなら600円)などと各社で設定しているようです。
「汚してしまったらどうしよう」と不安を抱えることなく、当日も心置きなく楽しめるので保証プランがあるようなら加入しておくのをおすすめします。
特に小さいお子さんが一緒の場合、自分がどんなに気をつけていても子どもがこぼした物や不意打ちで汚れたり破損したりすることがあるので加入しておくのが安心ですよ。
【要注意!】
保証プランに加入していても、修復不可能な汚れや傷は対象外としているケースがほとんどです。特に赤ワインやお料理のソースなど色素が濃いものはシミが落ちにくいので注意しましょう(※)
※他にもクリーニングで落ちにくいものとして、ファンデーションや口紅、香水、ボールペンなどがあるそうです。
ドレス着脱時のメイク移りや記帳時のペンなどにも注意したいですね。
レンタルドレスショップ大手のCariruにも「あんしんプラン」という保証プランがあり(レンタル料金の10%を保証費用としています)修復可能な汚れや破損の場合は保証の対象としています。
修復可能or不可能の区別が分かりやすかったので、画像貼らせていただきます。
※詳細は公式サイトにてご確認くださいね。
レンタルドレスの汚れや破損の応急処置は必要最小限に!詳細を記載して返却しよう
「少しでも良い状態で返却したい!」と思って施した自己処理が、かえってドレスの状態を悪化させてしまうこともあります。
必要最小限の応急処置(水分を拭き取る、こぼした物を拭き取る)だけをして、そのまま返却しましょう。
その際、汚れや破損の内容、どのような状況でそうなってしまったのかを記載して返却すること、誠意をもってお詫びすることが大切です。誠意だけで補償がゼロになるわけではありませんが、相手に与える印象はかなり違ってくるはずです。
メリットが盛りだくさんのパーティドレスのレンタル。
もしもの時の対応を知っておくことで、安心して利用することができるのではないでしょうか。
私も実際にドレスをレンタルしてみた結果、とても満足だったので自信を持ってオススメできます。ぜひ検討してみてくださいね!
パーティドレスレンタルのおすすめサイトはこちらの記事でまとめています。良かったらご覧ください★ → パーティドレスをレンタルしたい!ママ世代にオススメのサイトと実際に使ってみて分かったこと
ドレスだけではなく、セレモニースーツもレンタルできますよ!実際にレンタルした様子をこちらの記事にのせています★ → ドレスだけじゃない!セレモニースーツもレンタルが使える!卒園式と入学式、同じ服装はNGってホント?