一戸建てvsマンション 子育て世帯にオススメはどっち?両方住んでみて分かったメリット・デメリットもご紹介!

子育て
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出産や子どもの成長を機に考えるマイホームの購入。そこで悩むのが一戸建てにするか、マンションにするかの選択です。「一戸建てvsマンションどっちが住みやすいか議論」も住宅情報誌やサイトで目にしますが、実際、子育て世帯にオススメなのはどちらでしょうか?そこで、子育てしながらマンションに4年、一戸建てに4年住んだ私が、体験談と共にそのメリット・デメリットをご紹介!子育て世帯だからこそ重視したいポイントも合わせてお伝えします。

子育て世帯が重視すべきポイントとは?

 

「子育て世帯」と一言で言っても、子どもの年齢により重視するポイントも変わってきます。ここでは子どもの成長に合わせて大きく3つに分類しました。

出産子育て世帯

 これから妊娠、出産、乳児期の育児を控えている世帯です。ポイントとなるのは下記の3つ

 

・保育園、幼稚園、小学校までの距離、待機児童の数など
・周辺の環境、安全面
・ベビーカー、子ども乗せ自転車が置けるスペースがあるか

 

特に、出産後も共働きを考えている世帯は、周辺の保育園数や待機児童の情報なども調べておくと安心です。小学校までの通学路は距離だけでなく、安全面も調べておきたいところ。通学路は整っているか、車の通りはどうか…等も合わせてチェックしておきましょう。

また、この時期はベビーカーが必要になるというのも特徴のひとつ。特にマンションの場合は玄関が狭い、廊下などの共用スペースにベビーカーは置けない、ということも多いのでベビーカーを収納できるスペースがあるかどうかも着目ポイントです。

同様に必要となってくる子ども乗せ自転車ですが、通常の自転車より大きく広めの駐輪スペースが必要になります。駐輪場の情報は後回しになりがちですが、十分なスペースがあるかも確認しておきましょう。

児童期子育て世帯

6~12歳くらいまで、一般的に「児童」と呼ばれる年齢の子どもを育てる世帯です。

小学校も中学年くらいになると「子ども部屋」を考える家庭も多いのではないでしょうか?この時期の子どもにとって「自分の部屋」は憧れであり、「秘密基地」のようにワクワクするもの。

部屋を1つ与えられなくても、兄弟兼用の「子ども部屋」または「子ども用のスペース」があることで自立心も芽生えます。

また、小学生になるとお友達同士で外に遊びに行く機会も出てきます。通学路はもちろん、家の周辺の安全環境もポイントです。大きな公園や児童館など、近くに子どもが安全に遊べる場所があると嬉しいですね。

受験期子育て世帯

今は「リビング学習」などあえて子ども部屋は作らない、という家庭も増えてきましたが、児童期より上の「受験期子育て世帯」には子ども部屋、もしくは勉強に集中できるスペースが必要となります。

反抗期が重なってくるのもこの世代の特徴。プライバシーは確保してあげつつも、適度に家族との距離を保てることが重要です。

「あくまでも生活の基点はリビングに」ということで、リビングを通って個室へ向かえる間取り、リビングの一角に個室がある間取り、などが理想的かもしれませんね。

また、1人で行動する範囲や時間帯もぐっと増えます。

塾や部活などで帰宅が遅くなることもあるので、人通りの少ない道、暗い道には注意したいところです。

 

4年住んで分かった!マンションのメリット

 最大の魅力はセキュリティ面

自宅の玄関に加えてマンションのエントランスにもオートロックがあり、セキュリティ面で大きな安心に。防犯カメラも複数台設置されており、管理人さんも常駐のマンションだったので、不審者やセールス悩まされることなく生活ができました。

また、宅配ボックスを活用することで不意の来客なども一切なくなり、子どものお留守番デビューもしやすい環境でした。

管理は全てお任せ

共有部分の掃除やメンテナンスは全てお任せ状態で、いつも清潔で気持ちよく利用できました。定期的に換気扇や下水道の設備チェック、清掃も入っていたため、急に不具合が起きるようなこともありませんでした。

またゴミ出しも常時OKだったので、これは特に助かりました。(戸建てだと、うっかりゴミの日を逃すと何日も自宅にゴミを置いておかなくてはなりません…)

管理費として費用はかかりますが、その恩恵は大きいと感じました。

 

バリアフリーで家事が楽

戸建てに住んでいる今と比較してみて思うことですが、ワンフロアでの家事はとても楽チン!

洗濯物を2階に干しに運んだり、着替えの洋服を持って階段を往復したり・・・効率良く家事を行う上で、家事の動線は非常に重要です。また、自分が怪我をしたときや妊娠中など、動きが制限されるとなおさらバリアフリー生活のありがたさが身にしみます。

 

4年住んで分かった!マンションのデメリット

住民同士のトラブル

我が家の両隣では猫を飼っていたため、その猫がベランダをつたって我が家に入ってきてしまう、ということが何回かありました。

しかも干していた布団にオシッコや嘔吐物を付けられてしまったことも。

また、上の階の足音も気になりました。普段は気にならないのですが、寝静まった時間に子どもの足音がタタタ・・・と聞こえると妙に気になりました。

しかしこれはお互い様。我が家も新生児時代の泣き声、子どもたちの走り回る音、私の怒鳴り声…きっとご迷惑をおかけしていたと思います。ごめんなさい。

 

駐車場代が別途必要

中古マンションだったので、入居した時には既にマンションの駐車場は満杯でした。地下に埋もれている形の立体駐車場でしたが、一番上の段(一番出しやすい)は月25,000円!

マンション住まいの間は車を諦めていた理由のひとつです。

 

4年住んで分かった!一戸建のメリット

騒音が気にならない

マンション時代に気になっていた、騒音に対するストレスがゼロに。下の階のことも気にせずに良くなり、子どもたちは伸び伸びと遊べるようになりました。

私も必要以上に怒らなくてよくなったので、お互いにとってのメリットに。先日、逆上りの練習をするために室内用の鉄棒を買いましたが、これも一戸建てだったから実現できたことだと感じます。

駐車、駐輪スペースが広くとれる

駐車場付きの物件だったので、我が家も念願のマイカーを持つことができました。

玄関を開けてすぐに駐車場があるため、買い物や旅行で荷物が多い時にはとても便利!雨でも濡れずに荷物を運ぶことができます。

駐輪スペースも広くとれるため、子どもたちの自転車、ストライダー、キックスケーター…等何でも置けます。子どもが成長すると、一家で所有する自転車の数も増えるので広いスペースは魅力的です。

部屋数が多い

ファミリー向け物件で比較した場合、マンションでは3LDKが主流ですが、一戸建てでは4LDKが主流に。

4LDKなら子どもが成長しても、別々に部屋を用意したり、もしくはパパの書斎を作ったりもできます。今後、さらにリモートワークが定着していく予感。部屋数が多いというのは需要なポイントになりますね。

 

4年住んで分かった!一戸建てのデメリット

管理は全て自己責任

家の周りの清掃や雑草取り、外壁の清掃などマンション時代には必要のなかった手間が増えました。

家の老朽化や不具合が起きた場合に備えて、自分たちで資金を準備しておくことも必要です。ゴミ出しも、同じエリアで当番を持ち回り。ゴミネットを設置したりゴミ置き場を清掃したり…

修繕積立費や管理費の負担がない分、手間は多くなったのが正直な感想です。

 

セキュリティ面に不安も

個人でセコムなどに入らない限り、やはりマンションに比べるとセキュリティは劣ります。セールスなど見知らぬ人からのピンポンは何年経っても慣れないもの。

また、一戸建ては窓が多いため、全ての施錠を確認してから出かけることも一苦労です。涼しい季節はエアコンをつけず網戸で過ごしたい…と思っても、網戸1枚挟んだ向かい側に道路があると思うと、防犯面から不安もあります。

 

自分たちのライフスタイルに合った選択を

戸建て、マンション、それぞれに実際住んでみたことで、そのメリット・デメリットを体感しました。

我が家の場合は

・息子2人がドタバタ遊んでいる
・この先子どもたちにはプライベートな空間を用意してあげたい

主にこの2つの理由から、一戸建ての生活が合うと感じています。

一般的にメリット・デメリットと言われていることが全て自分たちに当てはまるわけではありません。

自分たちのライフスタイルを踏まえた上で、優先順位を検討していくことが最も大事だと思います。家族みんなが笑顔で過ごせる家が見つかるといいですね!

 

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