幼稚園ママが働きたいと思った時、ネックになるのが「平日の行事」と「夏休み」です。これを理由に、「幼稚園ママに仕事は無理」と諦めてしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、この2つをうまく乗り切って働いている幼稚園ママもいます。働きたい幼稚園ママは、どのように園行事や夏休みを乗り切ればいいのか!? 元採用担当、元幼稚園ママの私が考えました。読み終えた時には、「働ける?」が「働ける!」になったら嬉しいです!!
この記事はこんな方に向けて書いています
- 幼稚園ママだけど働きたい
- 幼稚園は行事が多いので働けるか不安
- 幼稚園は夏休みが長いので働けるか不安
幼稚園の行事はほとんど平日!どうする?
我が家は保育園に長男が5年、次男が2年通っていました。
その後、長男が小学校入学のタイミングで引越しをすることに。それを機に私も仕事を辞めたので、次男は新しい土地でこども園へ入園。このこども園、数年前までは幼稚園だったこともあり、中身はほぼ幼稚園。(こども園については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。興味のある方は覗いていただけると嬉しいです♪ →認定こども園のデメリットは何?保育園・幼稚園と比べて給食費・保育料の違いは?)
そして最初に驚いたこと……
平日に行事多いなぁ~~汗
幼稚園の年間予定表を見ると、行事はほとんど平日。運動会や音楽会といった大きなイベントは休日に設定されているものの、「お芋ほり」「クリスマス会」などプチイベントが平日に盛りだくさん!
「これは仕事しながらだとキツそう」と思っていたのですが、ママ友の中には仕事と両立している人もいました。こども園なので、2号認定枠で入っている方はフルタイムで働くママさんも。
働きながら、平日行事を乗り切る手段は主に次の3つだったようです。
①前もって仕事の休みをお願いしておく
一番多かったのがこちらの方法。年度の最初に年間予定表などをもらえるので、早めに休みを申告するというママが多数。出勤日を変更してもらい、穴埋めしている人もいました。行事によっては午前中に終わることもあるので、丸1日休みを取らずに済む場合もあります。何時ごろ終了するのか、子どもはそのまま一緒に帰宅するのか、などあらかじめ幼稚園に確認しておくのがオススメです。
②夫や祖父母に協力してもらう
平日行事には、ママではなくパパが来ていたり、おじいちゃんおばあちゃんが来ていたりすることもありました。
また、父母会などの役員になってしまうと、平日行事以外にも幼稚園に来る頻度が増えるため全て自分だけで調整するのは厳しいことも。夫はもちろん、祖父母に協力してもらえる環境であれば、ぜひ協力してもらいましょう!今はパパが行事に参加する家庭も増えてきましたので、パパ同士の繋がりもできて一石二鳥ですよ。
③参加必須の行事を見極める
年間予定で見るとたくさんある行事も、全てが参加必須とは限りません。よく確認してみると、「参加できる方だけお願いします」というお手伝いだったりすることも。実際、次男のこども園がこのような感じでした。参加必須だと思っていた行事の準備が、実は役員さんだけ対象だったり、任意のお手伝いだったり。特に初年度は、行事の名前だけを見ても内容が分からないものが多いと思うので、事前に園に確認しておくと良いと思います。
幼稚園ママの仕事、夏休みはどうする?
保育園→幼稚園に変更して、驚いたことの2つ目。
長期休みの期間、ハンパない。
長期休みが本当に長い!!特に夏休みは1ヶ月以上も休みがある上、休み前後は午前保育に……。幼稚園ママだけではなく、小学生ママをも悩ませる夏休み!働く幼稚園ママはどう乗り越えているのでしょうか?
①幼稚園の預かり保育を利用する
幼稚園によりますが、夏休み中に預かり保育を実施している園もあります。預かり保育を利用すれば、朝から夕方まで預けられることになるので、普段の日と同じように働くことが可能です。夏休み中の預かり保育は別料金で設定されていると思うので、金額も要チェック!次男のこども園は、夏期保育利用は一律3万円だったため(何日利用しても3万円)気軽には利用できませんでしたが……もちろん、利用しているママもいました。
②祖父母に預ける
共働き家庭にとって祖父母は強い味方!頼れる環境にあるなら、ぜひお願いしたいですね。出勤日が決まっているなら、あらかじめお願いしておけばお互い予定を立てやすくスムーズです。自分の親だとつい忘れがちですが、感謝の気持ちと言葉を忘れずに♪
③長期休暇に合わせて休みが取れる仕事を選ぶ
これから新しく仕事を探す場合には、「長期休暇に合わせて休みが取れる」仕事を選ぶのもオススメ。ファミレスやコンビニなど学生が多い職場では、「長期休暇にたくさんシフトに入りたい」と考える人も多いため休みを取りやすい傾向も。休みについては、お互いの認識のズレを防ぐためにも面接時にしっかり確認しましょう。ちなみに私は在宅ワークをしていたため、夏休みも仕事を継続することができました。興味のある方はぜひ、在宅ワークも選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか?
在宅ワークについては、こちらの記事でご紹介しています。良かったらどうぞ♪
まずは月3万円稼ぐ!子育てママにおすすめの在宅ワークサイト3選
他にも、仕事の時間帯に合わせて習い事を入れているママさんもいました。スイミングやバレエ、サッカー、公文などが人気。この日は習い事、この日は祖父母にお願いする……といったように、合わせ技で乗り切っている家庭が多かった印象です。
幼稚園ママは面接で不利?
答えはNO!
「子どもの体調で急遽、お休みしてしまうかもしれない」
「働ける時間も限られているし」
と、応募前から引け目を感じることもあるのではないでしょうか?私がまさにそうでした。採用担当としての経験がありながらも、いざ自分が幼稚園ママになり応募する立場になると、「こんな条件では絶対採用されないのではないか」と不安でいっぱいに。
でも、大丈夫です。
採用する側は、そういった事情も考慮した上で「主婦歓迎」の募集を出しています。最近の求人では、「休みも柔軟に対応します」「希望時間、相談にのります」といったように、幼稚園ママの希望に合うような内容も増えています。
例え、突発でお休みすることがあっても、限られた時間しか働けないとしても、勤務時間内で一生懸命働いてくれるならその人を採用したい、と私なら思います。
「幼稚園ママだと、本当にやりたい仕事はできない」と思う方もいるかもしれません。
しかし、あなたが「幼稚園ママ」でいるのもあと数年の話。「小学生ママ」になり、「中学生ママ」になる。どんどん自由な時間は増えて、選べる仕事の選択肢も増えてきます。その時に、自分が本当にやりたかった仕事にチャレンジしてみても良いと思います。幼稚園ママで思うように仕事を探せなかったことや、その中で頑張ったことは、決して無駄にはならないはずです。
長い人生、チャンスは何度でもやってきます。
ぜひ、幼稚園ママという「今」を楽しんでくださいね!!