子育て×在宅ワーク歴4年目です。私も子育てと在宅ワークの両立が辛くてどうしようもない時期がありました。今、まさにその辛さに直面しているあなた。「辛いけどとりあえず気合いで頑張ろう!」と思っていませんか?厳しいことを言うようですが、そのままではおそらく1ヶ月後も半年後も「辛い」状態は改善されません。そこで、今回は在宅ワークの現実を踏まえた上で、効率よく作業を進めるための5つの方法をご紹介します。「辛い」状態から一歩抜け出せれば、「仕事って楽しい!」へ気持ちがシフトしていきますよ!
この記事はこんな方に向けて書いています
- 子育て×在宅ワークの現実を知りたい
- 子育て×在宅ワークを両立したい
- 効率よく作業を進める方法が知りたい
子育て中の在宅ワークが辛い理由
「家で仕事できるなんて羨ましい!」「在宅なの!いいな~」
在宅ワークをしていることをママ友に話すと、ほぼ100%このような反応が返ってきます。
先日見たテレビの在宅ワーク特集では、赤ちゃんを抱えたママさんが右手だけでパソコンをポチポチ。「赤ちゃんが寝ている隙間時間で仕事ができるので助かっています!」とニッコリ。
また別のママさんは宿題をする小学生の子どもの横でPCを開きパチパチ。「子どもの宿題を見ながら出来るのでいいですね」とこちらもニコリ。
おそらくこれが世間の抱く在宅ワークのイメージになっているのではないでしょうか。
実際に在宅ワークをしている方ならお分かりかと思いますが、そんなに優雅なものではありません。隙間時間を利用することはできても、隙間時間だけでは絶対に完結しない(泣)!
メディアが在宅ワークの利便性や可能性をアピールするために流した情報が、在宅ワークの「理想」と「現実」のギャップを生んでしまい「こんなはずじゃなかったのに!」「辛い!」と感じるわけです。
ところで、子育て中の在宅ワークが辛いのは大前提として、「どうして辛いのか」を考えてみましょう。様々な要因があり「辛い」状態になっているのだと思いますが、大きく2つに分けてみます。
- 時間が取れないのが辛い(家事育児との両立)→ 本記事で改善方法をご紹介します。
- 収入が低いのが辛い(報酬が作業時間の割に合わない) → こちらの記事でまとめています。良かったらご覧くださいね。→ 子育て中の在宅ワークは稼げない? その働き方あなたに合っている?
「やっぱり育児と両立できないのが一番辛いわぁ」という方のために、次の項目から具体的に説明していきますね。
子育て中の在宅ワークの現実
在宅ワークの「理想」と「現実」のギャップの中に在宅ワークの辛さの原因がある、ということは先ほどお伝えしました。
具体的にはどのようなことでしょう?在宅ワークのデメリットから現実が見えてきます。
【在宅ワークのデメリット】
・自分の仕事時間を確保するのが大変
・納期に間に合わなければ徹夜になることも
・仕事場=家の中なのでON/OFFの切り替えが難しい
・家にいるのだから子育ても家事もできるだろうという世間(or夫)の目
子どもが幼稚園に行っている間に、お昼寝をしている間に……と思っても、思う通りに作業時間を確保できないこともあります。子どもは親が思う通りに動いてはくれません。
じゃあ子どもが寝てから、なんて思っていると作業が終わらず徹夜になることも。
また仕事場=自宅なので、ON/OFFの切り替えが難しいです。
会社員時代はどんなにヤル気が出なくても、出社したらスイッチが強制的に切替わり仕事モードに。しかし、在宅ワークをする今は、自分で仕事スイッチをONにするしかありません。
在宅ワークでも急ぎの仕事もあるし、残業(就業時間と決めている時間に終わらない)だってあります。
それでも、仕事場が「家」というだけで「家にいるのだから子育ても家事も出来るだろう」と思っている人は多い。外で働いている人と同じように仕事をしているのに、その大変さを理解してもらえないのは辛いですよね。
子育て中の在宅ワークを効率よく進める5つの方法
1.時間管理を徹底する(見える化しておく)
私が子育て×在宅ワークが辛いと思ったときに、最初に実践した方法です。「仕事できる時間なんてちょっとしかない!」と嘆いていたのに、その限られた時間すら上手く使いこなせていなかった私。
限られた時間だからこそ、時間管理は重要です。まずは1日のどの時間で作業をするのかを決め、1週間、1ヶ月と予定を組んでいきます。
時間管理は手帳でもアプリでも何を使ってもOKですが、一元化しましょう。一目見て、今日どの時間に何をやるか分かるよう見える化しておくのもポイントです。
2.作業はタスクで管理する
時間管理と共にこちらも重要です。
例えば、webライターで記事執筆の依頼を受けた場合、「記事を執筆する」ではなく、「レギュレーションを読み込む」「リサーチする」「構成を考える」「執筆する」「校正、修正」「納品」といったように、細かくタスク分けして予定を組みます。
「この2時間でリサーチ終わらさなければ」「この1時間で執筆しなければ」と自然と集中力も沸くので作業効率もアップ。
慣れてくると自分の作業時間も把握できるようになるので、時間管理と合わせて効率的に仕事を回せるようになります。どのくらいのペースで案件を受注すれば良いかも分かってきますよ。
案件を受注する際のおすすめサイトはこちらの記事でまとめています。良かったらご覧くださいね! → まずは月3万円稼ぐ!子育てママにおすすめの在宅ワークサイト3選
3.子どもとの時間は「長さ」より「質」を重視
「仕事をしている間、子どもにずっとDVDを見せているのも気が引ける」「遊んであげられなくてかわいそうかな」
子育てしながら在宅ワークをしているママの悩みではないでしょうか。上の子を保育園に預けて外に働きに出ていた頃、保育士さんに言われた言葉があります。
「ママたちは忙しいから、子どもと関われる時間が少ないってことに罪悪感があるみたいだけれど……関われる時間にみっちり関わってあげれば子どもは満たされるし、愛情も伝わるから。大丈夫よ!」
当時、子育てと仕事の両立でヘトヘトだった私の心はふわっと軽くなりました。
先生の言葉を借りて言うなら、
「ママがお仕事中は、DVD見ていてもらうのもOK!ゲームやっていてもらうのもOK!その代わり、遊ぶ時間は子どもとみっちり遊んであげて、ごはんの時間にはいっぱいお話しを聞いてあげて。」
といったところでしょうか。
子どもとの時間は「長さ」より「質」が重要だと思えば、罪悪感もなくなるし仕事に集中できます。
4.高い目標を持ちすぎない
目標があるのは良いことですが、高すぎる目標は自分を苦しめることにもなります。
子どもに手がかかる今、おそらくあなたにとって一番大変な時期なんです。
子どもはやがて大きくなり、自分のことは自分でできるようになります。今のようにベッタリ付いてお世話しなくても大丈夫になるし、ママがひとりになる時間もグッと増えます。その時がきたら、思う存分仕事もできます。
今、思うように時間が取れなかったり収入が得られなかったりしても、焦らなくて大丈夫です。
今は「いずれ思うように活躍する時期」の土台を作っていると思いましょう。
※稼ぐ土台作りにはブログもおすすめです!ブログについてはこちらでまとめていますので興味ある方は覗いてみてくださいね★→ 【メリットだらけ】Webライター×主婦の私がブログ開設して思うこと
5.家事・育児の時短に目を向ける
家にいるとはいえ、外に働きに出るのと同等量の仕事をこなしています。その上、家事育児まで完璧にやろうと思ったらいずれキャパオーバーしちゃいますよね。
体調を崩して仕事も育児もできなくなったら、それこそ本末転倒です。
仕事時間を確保するために、家事・育児の時短にも目を向けてみませんか?
買い物は宅配を利用する、一時保育を利用する、幼稚園の預かり保育を利用する……ひとつ取り入れてみるだけでも、毎日の負担がかなり減ります。
一日2時間の時短になれば、週5日で10時間。10時間を仕事の時間として確保できるとしたら魅力的ですよね。
特に買い物は、ちょこちょこ行ってしまい時間もかかりますが(子どもと一緒だと余計に時間がかかる。泣)宅配を利用すれば欲しい時に欲しい物が届くので、利用しているママ多数ですよ!
生協の宅配パルシステム
生協の宅配「コープデリ」・「おうちコープ」
子育て中の在宅ワーク デメリットを克服してメリットを味方に
在宅ワークにはもちろんメリットもあります。
【在宅ワークのメリット】
・子どもの体調不良や呼び出しにすぐ対応できる
・通勤時間、出勤のための身支度が不要
・転居や夫の転勤に左右されない
・今後ライフスタイルが変わっても継続できる(親の介護など)
・自分の好きなことを仕事にできる
在宅ワークはデメリットを克服できれば、とても魅力的な働き方です。
以前は時給や月給で仕事をしてきた私にとって、自分で何かを生み出し報酬を得るというのは初めての体験でした。
かけた時間と費用が見合うかどうか、見合わせるためにはどうしたら良いか等、今までの仕事では考えなかったようなことまで深く考えるようになりました。
しかし、向いているかどうかは人それぞれです。4年前に一緒にwebライティングを学んだ仲間も、在宅ワークを辞めてパートに出たり派遣で仕事に就いたりと様々な道を歩んでいます。
ただひとつ言えることは、どのような道を選んだとしても在宅ワークをする中で培った力は無駄にならないということです。
限られた時間で仕事をこなすスキルや時間管理能力は、どのような仕事でも通用するでしょう。
最初から最後まで自分ひとりで作業を完結する力も、忍耐力と責任感がなければ出来ないこと。どんな職場でもきっとやっていけるので自信を持ってくださいね。
仕事が「辛い」から「楽しい」に変わっていくよう、応援しています!