切迫早産ブログ 入院中のストレスをどう乗り越える?メンタルを保つためにオススメしたい3つの方法

妊娠・出産
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切迫早産の入院中は様々なストレスを感じることがありました。一日一日が不安との闘いで、メンタルが崩壊しそうになったことも。妊娠中、最も辛い期間でしたが、ちょっとしたことでストレスを解消できたこともありました。自分の入院生活を振り返ることで、今、切迫早産で辛い思いをしている方の役に少しでも立てれば嬉しいです。入院中の一日のスケジュールや、役に立ったグッズなどはこちらの記事でまとめています。良かったら合わせてご覧ください。→ 切迫早産ブログ 入院に必要な持ち物や一日のスケジュールは?長い入院生活で役立ったものもご紹介します!

 

※本記事は筆者の記憶から執筆した体験談です。切迫早産に関する診断・注意事項はかかりつけの医師に確認をしてください

 

切迫早産の入院で感じたストレス

私の切迫早産での入院は4週間程度でした。

色々な方の切迫早産のブログや書き込みを見ると何ヶ月と入院している方もたくさんいて、それに比べたら私の入院期間は短いほうだと思います。それでもストレスを感じることはたくさんありました。

 

【入院中に感じた主なストレス】
・ずっと点滴を外せない
・動けない
・眠れない
・お風呂に入れない
・子供に会えない

 

飲み薬の時には感じなかったウテメリンの副作用ですが、点滴で量が増えたことで悩まされるようになりました。主な副作用はほてりや動悸、頭痛でした。

これを外せば副作用が楽になることは分かっているのに、絶対に外せない。

 

点滴の差し替えで血管がもろくなり、腕はあざだらけになりました。「腕の血管が全て使えなくなったら、最終的には足の血管を使うしかないかな」と言われ、ビクビクしながら点滴の差し替えの痛みに耐えていました。

 

赤ちゃんの命を繋いでいるはずの点滴なのに、憎くてたまらない時もありました。

 

夜、ぐっすり眠れないことがイライラをさらに増幅させている気もしました。24時間私の腕に繋がれている点滴は、少しでもずれるとアラームが鳴ります。夜中でも熟睡していても、何度もピーピーという音に起こされました。

 

一度、アラームが鳴ると看護師さんが来て処置をしてくれるまでアラームを止めることはできません。頻繁にアラームが鳴ってしまうと「なるべく動かさないようにしてくださいね」と看護師さんにキツメに言われるので、アラームが鳴ると、毎回どんよりした気分になりました。

 

自分のピーピーで起こされる時もあれば、同室の人のピーピーで目が覚めることもありました。最終的にはアラームは鳴っていないのに、常にピーピー音がしているような幻聴のようなものまで感じました。退院より先にメンタルが崩壊してしまうのではないか、と本気で思いました。

 

でも、何よりも辛かったのは歳の長男になかなか会えなかったことです。

2人目、3人目の出産で切迫早産になってしまった方は、上のお子さんをどうするか悩みますよね。それについては長くなりますので、また次の記事に書かせていただこうと思います。

 

メンタルを保つためにオススメその1:ストレスの中で解決できることを探す

自由に動けない入院生活では、ストレスが溜まるのは当然です。

ストレスをゼロにするのは難しいですが、解決できる方法を探すことで少しでも気持ちが楽になるのではないでしょうか。

 

私はアラームが夜中でもピーピー鳴るのがとてもストレスだったのですが、看護師さんに相談してアラームの音を少し小さくしてもらうとか、何か方法があったのでは、と今さらながら思っています。自分一人で抱え込まず、もっと相談してみたら良かったな、と思います。

また、動きが制限されることもすごくストレスでしたが、枕の高さを変えてみたりベッドのリクライニングやクッションを使って横になる位置を調整してみたりしたら、寝たきりでも少し楽に過ごせるようになりました。

 

お風呂に入れず自分の臭いに不快になっていたのも、汗ふきシートドライシャンプーを使用することで以前よりは気にならなくなりました。サッパリするのと同時に、気持ちもスーッと軽くなりリフレッシュ効果もありました。

 

 

枕元に好きな香りのアロマを置いてみる、アロマ効果のある消臭スプレーを布団に吹きかけるといったことも、リラックスできるきっかけになったと思います。



一つ一つは小さなことですが、ストレスの要因を分析してみるとその中には意外と解決できるものがあったりします。それを積み重ねていくと気持ちも少しずつ軽くなっていくかもしれませんよ。

 

メンタルを保つためにオススメその2:自分の好きなことをして過ごす

切迫早産の入院中、有り余るくらい時間がありました。

今、思うとあの期間は妊娠中一番辛い時間だったけれど、一番自由な時間だったなと感じます。

赤ちゃんが産まれてからは、ゆっくり寝る時間もご飯食べる時間もないくらい忙しい日々が始まります。こんなにゆったりできる時間はおそらく無いでしょう…

 

せっかくだから、自分の好きな事、やりたかった事を満喫してみてはいかがでしょうか?横になった姿勢で、という限られた条件でも出来ることはたくさんありますよ。

気になっていた漫画をこの機会に一気読みしたり、動画、映画鑑賞をしたりもイイですね!出産後は「漫画読む時間があったら少しでも寝たい」「映画見るよりも、今のうちに自分のご飯食べちゃいたい」となりがちですので、この期間をチャンスと捉えてゆっくり堪能しちゃいましょう☆

 

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妊娠中の写真、上のお子さんの写真、家族の写真…今まで撮った写真をこの機会にフォトブックでコレクションしてみるのも素敵ですね!

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メンタルを保つためにオススメその3:産まれてくる赤ちゃんとの生活を考えてみる

入院中、一人でいるとどうしても心細くなったり、不安になったりすることがありました。

安心したくてネットで検索しているのに、見つけた情報に不安になり、また検索を繰り返す。そんなネガティブ検索のループにはまってしまったこともありました。

 

切迫早産という状況で不安を抱えるのは当然です。

でも、不安や恐怖だけで毎日を過ごすのはとても辛く悲しいことですよね。

今、切迫早産で入院しているのは赤ちゃんを助けるため、無事に出産するためです。

ぜひ、赤ちゃんとの今後の生活を考えながら前向きに過ごしていただきたいと思います。育児グッズを見ながら「こんな服を着させてあげたいな」とか「こんなオモチャがあったら良さそうだな」と思うだけで、気持ちも穏やかになるのではないでしょうか。

 

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また、学資保険幼稚園、保育園のことなど、少し気が早いかもしれませんが調べてみても良いと思います。私はその辺りを全く調べていなかったので、出産後に慣れない育児生活にヘロヘロになりながら夜な夜な調べることになりました。





こちらは保育園ではなく、認定こども園になりますが記事をまとめてあります。保育園が激戦の今、こども園を選択肢として検討される方も多いと思いますので、参考にしていただけると嬉しいです! → 認定こども園とは?入園後のメリット・デメリット、保育園・幼稚園との違いは何?

 

今日一日頑張った自分を褒めてあげよう!

入院してしばらくした頃、旦那さんと夫婦喧嘩したことがあります。原因は何だったか忘れましたが、「私だって大変な思いしてるのに!」と言ったところ、

 

「一日中寝てるだけなんだから、大変なことなんてないでしょ」

と言われました。

売り言葉に買い言葉というやつで、旦那さんも後に謝ってきましたが、切迫早産の辛いところはそこだよなと思います。

本人がどれだけ辛い思いをしているのか、どうしても周りには伝わりづらい部分があるような気がします。大きなお腹を抱えて臨月まで仕事をしていたり、上の子のお世話をしていたりする人に比べて楽に見えるのかもしれません。

 

でも、同じ辛い思いをした人は分かっています。

 

点滴で自由に動けない辛さも、身体が痒くても臭くてもひたすら我慢しなくてはいけない辛さも、副作用の辛さも。

 

一人きりの病室での時間が、どれだけ孤独で心細いかも。

 

明日どうなるか分からないお腹の赤ちゃんを抱えて過ごす一日が、どれだけ長く感じて、どれだけ不安なのかも。

 

入院生活は「大変なことなんてない」のではなく、「大変じゃないことなんてない」んです。

今日一日、お腹の赤ちゃんを守ってあげられたこと、赤ちゃんをお腹の中で成長させてあげられたことに自信を持ってください。まずは今日一日、頑張った自分を褒めてあげましょう。

 

分かってくれない人もいるかもしれないけれど、きっとお腹の赤ちゃんに想いは通じていますよ。

 

入院のストレスを乗り越えた分だけ強くなれる!

 

「今日一日、赤ちゃんが無事にお腹の中にいられますように」と毎日願いながら過ごした入院生活。辛いことも不安なことも、たくさんありました。

「無事に産まれてさえくれれば後は何も望まないから、どうかお願いします」

そう思っていました。

そう思っていたはずなのに…子供たちが産まれて10年近く経ち「もっと勉強してほしい」「素直に言うこと聞いて欲しい」と、年々子供たちに望むことが増えてきています(笑)

正直、育児をしていく中で「疲れた」「しんどい」「大変」と思う事もありますが、ふと、切迫早産で入院していた時のことを思い出すと、「あの時に比べたらたいしたことないか」と思えます。

 

夜泣きやイヤイヤ期、プチ反抗期も「もう勘弁してよ」と思うことも多々ありましたが、それもあの時無事に産まれてくれたからこそ、今経験できていることなんだ、と受け入れられます。

 

どうか無事に産まれてきてほしい、と思っていた日々に比べたら、こんな悩みどうってことない。

風邪をこじらせても、寝不足でヘロヘロになっても、点滴し続けた日々よりまだマシ、と思えたりします。

入院を経て、とても逞しくなったような気がします。

 

まだまだ子育ては続きます。この先自分の思い通りにいかないことも、落ち込むことも、まだまだたくさんあると思います。それでも「無事に産まれてさえくれれば」と願っていたあの時の気持ちを忘れずに、子どもたちを大切にしていきたいと思っています。

 

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