認定こども園のデメリットは何?幼稚園や保育園とは違うママ友付き合いの特徴

教育
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認定こども園に通う中で、認定こども園ならではのママ友付き合いを経験しました。入園前、最も気になることのひとつにママ同士のお付き合いがあるのではないでしょうか?特に、親同士の交流については自治体の資料や園の説明では分からないことが多く、実際に入ってみてデメリットを知ることもあります。認定こども園を知る上で外せない、ママ同士のお付き合いについて保育園、幼稚園と比較しつつご紹介したいと思います!

ママ友付き合い以外にも、実際に入園して分かった子どもの様子やお金のことについてはコチラの記事でご紹介しています。合わせて見ていただけると嬉しいです! → 認定こども園のデメリットは何?保育園・幼稚園と比べて給食費・保育料の違いは?

認定こども園、入園してみると「幼稚園」そのもの

 

我が家の次男は認定こども園に3年通いました。
お世話になっていた認定こども園は40年以上続く伝統ある幼稚園でしたが、2015年に「認定こども園」としてリニューアルしました。

もともと「幼稚園」だった施設に「保育所的な機能」を備え、「こども園」となりました。それもあって、入園してみると中身は「幼稚園」そのものでした。

 

長期休みも、夏休みは1ヶ月半、冬休み、春休みは2週間程度としっかり休暇になりますし、その前後数日は半日保育になります。親が参加する平日のイベントもあるし、制服登園だし、通常は14時お迎え。入園金や体操着、園グッズへの初期投資で大金が消えていく・・・私がイメージしていた「幼稚園」そのものでした。

息子が通う幼稚園では、全保護者が園の行事のお手伝いに入ります。誰が、どの行事のお手伝いに入るかを1年の最初に決めるのですが、それは平日の昼間に行われます。そして、行事(運動会、おゆうぎ会など)の予行練習も平日。役員になった際には、役員会も平日の昼間。そう、幼稚園時代の流れから何も変わっていない!!仕事をしているママたちは、どうやって関わったらいいのでしょうか?と、正直思います・・・

※こども園の役員活動についてはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ合わてお読みいただけると嬉しいです! → 認定こども園とは?入園後のメリット・デメリット、働くママはどうしている?保育園とこんなにも違うこども園の役員活動

認定こども園でママたちに求められること

 

「こどもたちにとっては、お母さんのお弁当が一番です。園では給食を週3回出していますが、やっぱりお母さんのお弁当にはかなわない。幼稚園に来て、心細いけど頑張っている子どもたちが、お弁当箱をパカっと開けてお母さんを思い出して、また頑張れる」

忘れもしない、入園式で先生がお話しされていた内容です。

 

一見、よく耳にするお話しですけど・・・いやいや、ここ「こども園」でしょう。2号認定で通っている子どもたち、週5で給食ですよ。と心の中で突っ込んでいました(笑)

我が家は入園時に私が専業主婦だったので、1号認定で通っています。だから、この話もサラっと受け流せたのですが、もし2号認定で通っている立場だったらちょっと複雑な思いをしたかなぁ、とも思います。

「こども園になり、お仕事をされているお母さん方も増えたので、負担ない範囲でやりましょう」と常に言ってくれて、良い先生ばかりだなと思いますが・・・たまに、こういう「幼稚園主義」的な部分がチラチラと見えます。

 

我が家の長男は5年間、別の保育園に通っていたので、つい保育園と比べてしまいます。幼稚園って親の関わりがすごく多い!
「2人3脚で一緒に盛り上げていきましょう!」という熱意というか。私個人的には、こういう熱意っていいな、と思うんです。「やりましょう!やりましょう!!」ってタイプでもあります(笑)

 

だけど、これを「こども園」で求めてしまうと・・・辛く感じる人たちもいるのではないか、と。
やりたくても、専業主婦のママたちと同じようには参加できない。仕事と家事で精一杯!!以前の自分でも、きっとそう感じたと思います。

でも、3年通ってみて、これが認定こども園で「ママたちに求められていること」なんだ、と感じます。何だかんだで、やっぱり「幼稚園」なんだな、と。

 

ちなみに…

専業主婦でありながらお弁当作りが苦手な私。週2回といえどもお弁当作りが憂鬱でした…

朝の準備だけで忙しく、お弁当のおかずは冷凍食品に頼ってしまうことも。

今は冷凍食品も美味しくて便利ですよね。私はコープデリを利用していますが、買い物に行けない時に(急な雨や体調不良など)冷凍庫のストックの有難さを実感します。もちろん、夕飯を手抜きしたい時にも大活躍!(笑)

あと、こっそりご褒美スイーツみたいなものも買ってストレス発散してます。子育てを頑張るママにオススメです!


もうひとつ、お弁当グッズで重宝したのがこの猫おにぎり!

 

 

 

子どものお弁当箱は小さいので、猫おにぎりを入れて隙間を唐揚げや卵焼き、チーズなどで埋めていくと、何となくそれっぽいものが出来ます(笑)。仕上げに可愛いピックで飾れば…あっという間に立派なお弁当の出来上がり!

 

 

お弁当作りは苦手だったけれど、子どもが喜んで食べてきてくれるのはとても嬉しく、なんとか作り続けることができました。3年間を共にした思い出いっぱいのお弁当箱。次に作る時は猫おにぎりじゃ足りないだろうなぁ…

認定こども園のデメリット!ママ間の意識のズレ

 

 

もともとは古くからある幼稚園だった、今のこども園。まだ幼稚園だった頃、この園を自分も卒業した、というママたちも少なくありません。「幼稚園のつもり」で通わせている保護者と、「保育園のつもり」で通わせている保護者。
もともと、目的もニーズも異なっており、両者にギャップが生まれるのは当然と考えられます。

 

「仕事を犠牲にしてまで園の行事に関われない」というのは、仕事をしているお母さんたちからすれば理解できるものだし、「なるべく園の行事に協力して、一緒に思い出を作ってあげたい」と思うのも、素敵なことだと思います。どっちが間違っているという問題ではないのに、一緒のクラスにいるからその部分が対立してしまう。

それを「ま、そういう考え方もあるよね~」と相手の考え方やライフスタイルを理解できるか、「なんで同じようにやってくんないのよ~ムッ」となってしまうかは、お互いの関係性によるところが大きいのではないでしょうか。

 

幸い、私はクラスの皆さんに恵まれていて、そういったイザコザに悩むことなく過ごすとができました。でも、他の学年のママから話を聞くと、「2号認定のお母さんたちが役員や行事の手伝いをあまりしてくれなくて。1号認定のお母さんたちから『私たちだって穴埋めするために専業主婦でいるわけじゃないんだけど』って不満が出てるんだよね」

こわっ。ドラマの世界じゃん!って思いました。たかが3年の付き合いなんだからさ~、仲良くやろうよ。(小学校に入るとピタっとママ友付き合いなくなります。今までの悩み、一体何だったの?って感じ。笑)

一度、溝が出来てしまうとなかなかそれを埋める機会もない。送迎の時間が違うから、顔を合わせることも少ないし、懇親会は平日の昼間が多いので、お仕事しているママは参加も難しい。同じクラスの中でも、幼稚園組、保育園組、と時間帯や考え方が分かれてしまう。これこそが、幼稚園や保育園にはない「こども園」ならではの課題かもしれません。

 

認定こども園だからママ友付き合いが難しい?

 

答えはズバリNO!

「認定こども園」だから難しいってことはありません。求めるニーズや考え方に違いがあったとしても、それだけがママ友の付き合いに直結するものではありません。

長男は保育園に通っていました。それこそ、保護者のニーズや考え方は似ていたはず。じゃあ、ママ友間で問題はなかったかというと・・・もちろん、そりゃぁ~~色々ありましたよ!!

 

幼稚園といえども、保育園といえども、こども園といえども。モメる時はモメるし、仲良く出来る時は仲良くできる。そんなものです。ライフスタイルの異なるママから影響を受けることもあるかもしれませんし、ママ友の幅も広がるかもしれません。

私は3年前、引越しを機に仕事を辞めて専業主婦になりました。「憧れの専業主婦!もう一生、専業主婦でいい!!」と思っていた私は、わずか1年足らずで仕事がしたくなり、在宅ワークを始めました。

在宅ワークは長期休みや子どもの予定にも柔軟に対応ができるので、子育て中のママにオススメですよ。こちらの記事で在宅ワークについて書かせていただきましたので、興味のある方はぜひご覧くださいね!
↓↓
在宅ワークを主婦にオススメしたい4つの理由!幼稚園ママの私がパートで挫折した後に在宅ワークを選んで思うこと

 

「やっぱり仕事がしたい!」と思うきっかけになったのも、同じこども園に通うワーママさんたちの姿を見たから。確かに、ライフスタイルの異なるママ同士が一緒に園生活を送るのは大変なことも多いけれど、こんな風にプラスの影響を受けることも少なくないと思うのです。

 

認定こども園のデメリットを知って後悔しない選択を

 

幼稚園でもなく、保育園でもなく、認定こども園を選ぶ。その選択を後悔しないためには、どうしたらいいのでしょうか?

 

専業主婦のママは、こども園には「保育園のつもり」で通わせているママたちがいることを理解する。ワーママは、「幼稚園のつもり」で通わせているママたちがいることを理解する。

 

これに尽きるんじゃないでしょうか?

幼稚園も保育園も、色々な家庭環境の子どもたちが通っています。みんなが一律同じ考え方ではないし、重視していることも違うはずです。こども園には、専業主婦のママも働くママもいるけれど、「色んな人たちが通っている」ってことで理解し合えるようになればいいな、と思います。

 

こども園といえども、その実態はまだまだ「幼稚園」そのもの。仕事をしているママには保育園以外の選択肢が増えるというメリットもある一方で、入園後に「こんなはずじゃなかった」と感じる部分も多いのではないでしょうか。

 

入園後のギャップに苦しまないためにも、事前リサーチはもちろんのこと、「何を一番に優先するのか」「どこまでだったら妥協できるか(仕事を平日に休める?誰かにヘルプをお願いする?など)」を入園前にもう一度しっかり見直してみることがオススメです!

子どもたちはもちろん、ママやパパも「選んで良かった!」と思う園に巡り合えますように★

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