結婚10年目、旦那さんのいびきがうるさいです。ここ数年は特にひどく、一緒に寝ている子どもたちもゆっくり眠れないほど。家族の睡眠を守るためにもどうにかしたい!!市販のいびき改善グッズは色々ありますが、できるだけ安く効果のある商品を知りたい!ということで、まずはお手頃ないびき防止テープを試してみることにしました。鼻テープと口テープどちらを買うか迷いながら両方試してみたので、使い心地や効果をレビューしたいと思います。
いびきの原因と特徴は?
そもそも、人はどうして寝ている時にいびきをかくのでしょうか?
空気が通る時に、気道の中の粘膜が振動して音が鳴るのが「いびき」です。
下記の図のように、人の気道は起きている時(図の左側)には広く開いていますが、寝ている時は狭くなってしまいます。寝ている時には、全身の筋肉と共に喉の筋肉も緩むためです。この狭い気道を通る時に空気が大きく振動し、いびきとなります。
画像参照元:いびき対策 快眠枕シリーズ – フランスベッド株式会社
いびきをかきやすい人の特徴がいくつかあります。
・口呼吸の習慣がある
・いつも仰向けで寝ている
・疲れやストレスが溜まっている
・寝る前に飲酒する
・肥満傾向である
口呼吸の習慣がある人は、寝ている間も口呼吸になりやすいそうです。
また、肥満気味の人は喉の周りや口の中にも脂肪がつくことによって、気道が狭くなる傾向があるとか。疲れ、飲酒、また加齢による変化はいずれも喉や口の筋肉が緩む原因になります。筋肉が緩みやすい状態だと、いびきもかきやすい状態になるようです。
いびきがもたらす悪影響
いびきがもたらす悪影響は大きく分けて2つあります。
まずひとつ目は、自身の寝不足や疲労感が残るといったものです。
いびきをかく状態というのは、気道が狭くなっており息苦しさを感じている状態です。自分のいびきで目が覚めた経験がある方も多いのではないでしょうか?眠りが浅くなることで、目覚めてもスッキリせず睡眠不足となり疲労感もたまります。
ふたつ目は、家族への悪影響です。
いびきで悩む人の多くは、家族やパートナーから苦言を呈された経験があるのではないでしょうか?冒頭でも触れましたが、私の旦那さんもいびきがうるさいです。ここ数年、加齢と体重の増加もあって、昔とは比べものにならないくらいの音量になりました。
しばらくは我慢していましたが、どうにも寝不足で辛くなり我慢の限界になりました。
そのうち、子どもたちからも「寝られない・・・」と夜中に苦情がくるように。その度に起こしてみるのですが「あ、ゴメンゴメン」と治まって、しばらくしてまたガーーー、ガーーーと。毎回起こすのも申し訳ないので、家族みんなが安眠できるよう何か良いグッズがないか探してみることにしました。
いびき改善に鼻テープ(鼻腔拡張テープ)を使ってみた
ブリーズライト/グラクソ・スミスクライン社を使ってみた
いびき防止について調べてみると、たくさんのグッズや対処法が出てきました。
とりあえず、一番お手頃で近所の薬局でも買える「いびき防止テープ」を試してみることに。
売り場で見ていると、鼻に貼るテープと口に貼るテープ、2種類のテープを発見!まだ口コミも調べていなかったのでどっちが良いのか分かりませんでしたが、「そういえば鼻が詰まっている気がする」という旦那さんの言葉を思い出し、鼻テープを購入してみることにしました。
買ってきたのはコレです。このパッケージの男性のようにぐっすり眠ってくれるんじゃないか、と期待します。
ブリーズライト/グラクソ・スミスクライン社
スタンダード肌色タイプ10枚入り/Amazon
中を開けるとこんな感じです。
バンドエイドと同じくらいのサイズ感ですが、中のテープはバンドエイドよりも少し小さいです。
このテープにブリーズライト独自の「プラスチックバー」が仕込まれており、その反発力を利用して鼻腔を広げます。
鼻腔が広がることで、鼻の通りが良くなり、鼻呼吸が楽になる・・・といった構造です。
「今日からみんなぐっすり眠れるかも」とワクワクしながら試してもらった初日。
いつもと変わらないいびきで目が覚めました。それどころか、朝には外れて行方不明になってる始末。1枚目で「効果無し!」と決めつけるには残念すぎるので、使い方が間違っていなかったのか調べてみることに。すると、やっぱり!間違っていました(笑)
貼る位置が重要
ブリーズライト、どうやら「貼る位置」が重要なようです。「正しい位置に貼れないと、最大限の効果が得られません」としっかり説明書にも書いてありました・・・
鼻骨の下を親指と人差し指で両側からつまんでいき、呼吸のできなくなる位置が正しい位置とのこと。正しい位置に貼ることができれば、うまく鼻腔を広げられるんだそうです。
もう一つ、鼻を洗って乾燥させておくこともポイントです。肌の油分が残っているとテープが密着せず、寝ている間に剥がれてしまうようです。しっかり読んでおけば良かった・・・
というわけで、気を取り直して再び鼻テープに挑戦です。鼻の油分をとった状態で、正しい位置にテープを付けて何日間か使ってもらいました。
いびき・・・ゼロにはなってないけど、軽減した気がする。こんなもんかなぁ、これくらいが限界なのかなぁ~と、いびきが軽減したような、してないような悶々とした日々を過ごしていました。10枚入りが使い終わるころ、大きないびきで目が覚めました。「やっぱり改善されてないじゃん!」と思い、旦那の寝顔を見てみると・・・・
思いっきり口開いて寝てる!
全然鼻呼吸できてない!
大きなショックと共にまた薬局へ。
いびき改善に口テープ(口呼吸防止テープ)を使ってみた
ナイトミン/小林製薬 を使ってみた
もういっそ、その開きっぱなしの口にセロテープでも貼っちゃおうか!とも思いましたが、さすがに良心が咎めたので薬局に見に行ってみることに。
先日購入したブリーズライト(鼻腔拡張テープ)の横に置いてあった口呼吸予防テープを買うことにしました。
中はこんな感じです。
「鼻呼吸を促す」という目的は、鼻腔拡張テープと同じですが、こちらは口呼吸をしづらくすることで鼻呼吸を促す仕組みです。
テープには医療用のシリコンタイプの粘着剤が使われており、剥がすときに痛くないというのも嬉しいポイントです。口にテープを貼るだけなので、特に準備も要らず、これで効果が出るなら一番良いのでは?と思いました。
しかし・・・初日はまたテープが外れてしまい、行方不明に。今シーズン2度目のテープ行方不明です(笑)
口テープも貼り方に注意
「鼻テープと違ってただ貼るだけでしょう」と思っていたのが間違い!やっぱり正しく使うポイントがありました。
- 何度も貼り直さない
- ひげが生えていると上手く貼れない
「この位置だと何かしっくりこないな」なんて何回も貼り直していると粘着力が弱くなり、剥がれやすくなってしまうそうです。また、旦那さんが実際に使ってみて気がついたことですが、鼻の下やあご髭がツンツン生えていると上手くフィットしないんだとか。
しっかりと貼って就寝。口に貼ったテープの両端からいびきの音が漏れてはいるものの、以前の大音量と比べるとかなり静かになりました。この効果が一番実感できるのが、貼り忘れて寝た時です。
「絶対に貼り忘れて寝てる!」
と瞬時に分かるくらい大音量でいびきをかいています。本人も「貼り忘れた日には喉がカラカラになっている」と言っていたので、口呼吸全開なのでしょう。
ナイトミンの口テープをリピートし続けること、3ヶ月。最近また変化が起きました。
うっかり貼り忘れた日にも、以前のような大音量のいびきをかくことが減りました。もちろん、お酒を飲んだ日など、以前と同様に大いびきをかいていることもありますが、貼り忘れてもいびきをかかない日が増えました。
口呼吸防止のテープを貼り続けたことで、眠るときに鼻呼吸をする習慣がついてきたのかもしれません。
この調子でいけば、いつかテープも卒業できるかも…経済的にも嬉しい限りです!
いびき改善には寝る姿勢+いびき防止枕がオススメ
いびきについて調べる中で、いびきの対策として「寝る姿勢」も重要なことが分かりました。
具体的には、仰向けに寝ると気道が狭くなるため、いびきをかきやすくなるのだそうです。横向きで寝るようにすると、気道が狭く圧迫されることもないため、いびきの対策としてはオススメとのこと。
しかし、慣れない人が横向きで寝ようとするとすぐに寝返りで仰向けに戻ってしまったり、肩が凝ったりしてしまうことも。ストレスなく横向きで寝るために、横向き寝をサポートしてくれる優秀な枕もたくさん販売されています。
枕もかなり進歩を遂げていてたくさんの種類がありますが、中でもいびき対策に特化したものを
いくつかご紹介します。
GREEN EARTH DEEP REST/プランドゥ
人間工学に基づいた形と新素材GEL×低反発ウレタンの混合素材でやわらかくフィット。快適な睡眠に欠かせない鼻呼吸を促進します。
GEL×低反発ウレタンの新素材を使用することにより、一般的な低反発枕よりも柔らかくフィット感が良いことも人気の一因のようです。Amazon、楽天でも高評価が多い商品です。
ブルーブラッドストレートネックピロー Trinity/ロウダン
柔らかさの中に芯のある素材で首をしっかり支える設計。沈み込みすぎることなく使えて、幅広のため寝返りがうちやすいのもポイントです。
両サイドが高めになっており、肩や首のへ圧迫感もないため横向き寝をサポートしてくれます。
スリープバンテージ/フランスベッド
以前、メディアに取り上げられたことで話題になった枕です。
Jの字の形の枕がいびきの軽減に効果的な「横向き寝」にピッタリです。耳用のくぼみもついており、長時間横向きで寝ても耳が痛くなりません。
カラフルな色を選べたり、抱き枕としても使用できるのも嬉しいポイントです。
まとめ
睡眠は時間よりも質が重要といいます。例え短い時間でも、質の高い睡眠をとることで翌朝スッキリ目覚められます。
自分や家族の睡眠の質を上げるためにも、いびきとは早くサヨナラしたいですよね。いびき対策には色々なグッズや治療法がありますが、まずは簡単に出来ることから試してみるのがオススメです。
グッズを利用しながら生活習慣を見直して、快適な睡眠と健康な生活を手に入れましょう!
【参考元URL】
なんとかしたい!いびきの原因と改善法|病気・症状と予防|eo健康
いびき対策 快眠枕シリーズ – フランスベッド株式会社
いびきのメカニズム|いびきの話|睡眠時無呼吸なおそう.com – 睡眠時無呼吸症候群のポータルサイト