『レ・ミゼラブル2021』 初心者の私がハマったレミゼの魅力

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レ・ミゼラブル2021を鑑賞してきました!改めて言うまでもなく、ミュージカル界の金字塔としてファンの多い超有名作品。生涯で鑑賞したミュージカルは10本にも満たないビギナーの私ですが、「これは絶対見たい!」と必死にチケットを取りました。鑑賞し終えた今は、1ヶ月以上余韻に浸る日々……

初心者の私が、初心者の方のためにレミゼの魅力を語ります!そして来年も絶対行くぞ!

 

前から4列目という良席をゲット!

劇団四季など、何度か観劇経験はあるものの、ほぼ初心者の私。NHKの朝ドラ「エール」で山崎育三郎さんの歌声に感動し、ぜひ生で見たい!と思うように。

山崎育三郎さんが主演された「モーツァルト!」の舞台チケットを取るために東宝ナビサーブに登録しました。

しかし結果は落選……。育三郎さんを生で見る夢は叶いませんでした(泣)

 

しばらくして東宝ナビサーブから1件の案内が。

「レ・ミゼラブル先着販売のお知らせ」

ミュージカルに詳しくない私でも、その名前はもちろん知っています。

「人生で一度はレ・ミゼラブル見たい!」と思い、争奪戦に参加!本当は吉原光夫さん(吉原さんも朝ドラで知りました)が出演されるときに見たかったのですが、そんな贅沢は言っていられない!いつでもいいから見せて~と。

 

しかし、結果的に吉原さんの出演回、前から4列目という良席をゲットすることができました!

あまりの嬉しさに手が震えたほど! 「今年の運は全てここで使い果たしたな」と思いつつ、当日に思いを馳せました。

 

sayappie
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「レ・ミゼラブル」ってどんな話だっけ??

お恥ずかしながらワタクシ、レ・ミゼラブルを読んだことも観たこともなく……話の内容を全く知らずにいました。

ある程度内容を知っていたほうがミュージカルを楽しめるのでは?とあらすじを予習していきましたが、これが大正解!!

内容を全く知らないままでは、劇中で理解できなかった箇所もチラホラ。物語の予習には、公式サイトやみなさんのブログがとても参考になりました。ありがとうございます!

 

そこで!私も自分なりにあらすじをまとめてご紹介したいと思います。難しいことは抜き、3分で分かるレミゼダイジェスト!(あらすじ知らないまま観劇したい方もいらっしゃると思います。この先はネタバレになりますので、知りたくない方は飛ばしちゃってくださいね★)

 

あらすじ

★レ・ミゼラブル=「悲惨な人々」「哀れな人々」といった意味

★1862年フランスのロマン主義作家 ヴィクトル・ユゴー原作

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【第一幕】

1815年ツーロン。
パンをひとつ盗んだ罪で収監されたジャン・バルジャンは、19年もの囚人生活を送っていた。船での使役に従事するある日、ジャベールより仮出獄許可証を渡される。

仮出獄したものの世間の冷たさに心の荒んだバルジャンは、救いの手を差し伸べた司教から銀の食器を盗み逃げ出す。やがて捕らえられたバルジャンに、銀の燭台すらも与え、神の教えを説いた司教。バルジャンは、過去を捨て新しい人生を生きることを誓った。

1823年モントルイユ・シュール・メール。
マドレーヌ市長(名を変えたバルジャン)が経営する工場では、日々の暮らしに精一杯の貧しい人々が大勢働いている。そのひとり、ファンテーヌは仕事中に喧嘩騒ぎを起こし工場をクビに。他人に預けた娘の養育費を稼ぐため、ロケットや髪を金に換え、最後には自らの体を売るようになる。客と騒ぎを起こしたファンテーヌを助けたのは、マドレーヌ市長だった。その時すでにファンテーヌには死の時が迫っており、バルジャンに娘コゼットを託す。

モンフェルメイユ。
ファンテーヌの娘コゼットは、テナルディエ夫妻の宿屋でこき使われていた。宿屋は客で賑わうが、夫妻の商売はあくどい。コゼットを見つけたバルジャンは、夫妻に大金を払い彼女を引き取ることに。

 

10年後、パリ。
貧しい労働者、娼婦、浮浪児がひしめく街。そこに、革命を訴える学生アンジョルラスとマリウス、仲間たちの姿がある。変わらず悪事を企むテナルディエ夫妻と、その娘エポニーヌの姿も。

テナルディエ夫妻は裕福そうな親子に目をつけ襲撃するが、その親子こそ成長したコゼットとバルジャンだった。一連の騒ぎを収めたのはジャベールだったが、逃げるように消えた親子に疑念を抱く。

一方、コゼットに一目惚れしたマリウス。エポニーヌが自分へ想いを寄せているとは知らぬまま、「彼女を探してほしい」と頼む。

パリのカフェではアンジョルラス、マリウスを筆頭に学生たちが政治集会を開いている。ラマルク将軍の訃報を聞き、決起の時だと勇み立つ学生たち。街へ飛び出した彼らに賛同した市民たちが集まってくる。

一方、エポニーヌの案内でコゼットと再会したマリウス。互いの想いを確かめ合うふたりを見て、エポニーヌはひとり切なさをかみしめるのだった。

 

【第二幕】

パリの街角ではアンジョルラスを筆頭に、学生たちがバリケードを築いていた。味方を装いバリケードに侵入したジャベールだったが、警察の人間だと見破られ捕らえられてしまう。エポニーヌはマリウスをかばって敵に撃たれ、マリウスの腕の中で息絶える。

学生たちの仲間に加わったバルジャンは活躍を見せ、ジャベールの身柄を預かりたいと申し出る。殺せというジャベールをバルジャンは秘かに逃がす。夜が明けても援軍はなく、学生たちは孤立。激しい銃撃戦となり、学生たちは次々に命を落としていく。

重傷を負ったマリウスを抱え、バルジャンは下水道へと逃げる。しかし、そこには行く手を阻むジャベールの姿が。マリウスを助けたいと猶予を乞うバルジャン。申し出を受けてしまったジャベールは、己の正義を自ら崩してしまったことに苦しみ、セーヌ川へと身を投げる。

一命をとりとめたマリウスだが、ひとり生き残ってしまったことに心を痛める。その心を癒したのは、献身的に看病するコゼットだった。バルジャンはマリウスに自分の過去を打ち明け、コゼットを託して姿を消す。

その後マリウスとコゼットは、大勢の人に祝福され結婚式を挙げる。結婚式に紛れ込んでいたテナルディエ夫妻から、戦いの夜の話を聞き、自分の命を救ってくれたのはバルジャンであると知ったマリウス。コゼットと共にバルジャンの元へと急ぐ。

 

死を前にひとり静かに佇むバルジャン。そこへフォンテーヌの魂が現れ、神の下へと誘う。マリウスと共に駈けつけたコゼットを抱きしめるバルジャン。本当の父親ではないことを告げ、最後に告白の手紙を残して神の国へと旅立った。手紙を読み涙するコゼット、それを支えるマリウス。ふたりを包むのは、懸命に生きた人々の想いだった。

 

あらすじ参照元:レ・ミゼラブル公式サイト
レ・ミゼラブルオフィシャルプログラム(令和3年5月21日発行)

 

魂が震える感動を

あっという間の3時間!終わった後もしばらく放心状態でした。感動した時の表現で「魂が震えた」というのをよく目にしますが、あれは大袈裟な表現でなないのだと思いました。本当に魂が震えた!!

キャストの方々の声量も圧巻でしたが、そこに感情がのった歌声が劇場に響いて、胸が熱くなりました。初心者の私でも、完全にレミゼの世界に没頭。歌声に感動し、人々の想いに胸打たれ、最初から最後まで涙目状態でした。

バルジャンの吉原さん、朝ドラ「エール」で初めて拝見し、エール特別版で「イヨマンテの夜」を熱唱されていたのを聞いて一気にファンに。もの凄い声量の人だな、ミュージカル見てみたいな、と思っていましたが、生で聞くと何倍も凄い!体の全てを使って絞り出される声と、たったひとりで客席を威圧してしまうような、もの凄い力を感じました。どうやったら、あの広い観客席の隅から隅まで響き渡るような歌声が出せるのか。ただただ感動でした。

 

すっかりレミゼに心を奪われた私。数日は頭から民衆の歌が鳴りやまず、思い返しては酔いしれていました。

今さらながら、映画版もチェック。あんなに素晴らしい舞台を見た後じゃ映画がかすむか、と思いきや映画は映画で良い!!ヒュージャックマンのバルジャン、ラッセルクロウのジャベール、アンハサウェイのファンテーヌ、どれも素敵でした。さすがの演技で釘づけに。「やっぱりレミゼ最高!!」の感想で幕を閉じました。

 

私は文章を書く仕事をしていますが、心動かされる体験を大事にしています。芸術でも、日常のちょっとしたことでも、自分の心を動かしてくれる体験は必ず仕事の役に立つのではないかと。「文章で誰かの心を動かしたい」と思っている私にとって、それはとても大事な体験です。心を動かされたたくさんの経験をもとに、今度は自分が創り手になる。感動を生み出す人々に影響され、モチベーションを上げながら。いつか感動を生み出す側になりたい、と願う日々です。

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